前提
Google検索はすべての問題を解決できるのもではない
Google検索などの検索エンジンは、すでに答えの見当がついているものを調べるときに使う道具です。そのため、自信が自覚している問題に対しては非常に有用なツールとなります。
検索エンジンを利用する際には、この前提を理解しておく必要があります。
そもそも問題解決には未自覚のものと自覚したものがあります。
未自覚な問題は、基本的に今現在の自分自身では検討もつかない問題なので、外部からの客観的なフィードバック(プログラミングならエラーメッセージなど)や自身の知見を広げるなりの行動を取らない限り自覚できません。
自覚した後は、可能な限りその問題の事実や根拠を洗い出し、その問題の解決方法がわかるかわからないかを判断することになります。このときがGoogleなどを利用するタイミングになります。言い換えれば、私たちがググっている段階で、ある程度答えが出ているということです。ググるときには、キーワードを複数利用して検索します。ググる時点で「こういうキーワードで調べれば、答えが出てくるはず!」と目処が立っている状態です。
つまりGoogleは、答えの目処は立っているけど、まだ明確な答えは出ていないことを解決するための道具と言えます。この理解がまず必要だと思います。
逆に言うと、答えの目処が立っていない状態だとGoogleは役に立たないことが多いということです。
そのため、よくggrks(ググレカス)などという言葉がありますが、そもそも問題解決の目処が立っていない状態ではないかを念頭に入れて発言する必要があるのかもしれません。
話は逸れましたが、「Googleで調べればわかるんだから、勉強する必要はないよね」と考えるのは大きな間違いです。事実を洗い出す力や教養がなければ、Googleを正しく使うことはできません。
Google検索を使用するタイミング(技術などの領域)
先述の内容ではGoogle検索する際、ある程度問題解決の目処が立っていると述べました。これは闇雲に検索をかけるのは必ずしも良いということではないということです。
- 問題の証拠・事実を収集
- 証拠・事実の意味を理解する
- 証拠・事実から原因を推測
- Google検索やより専門の知識人に問い合わせる
検索結果を利用して知識を吸収するべし
Google検索をすると検索結果が大量に出てくるかと思います。
Google検索の検索上位には企業コンテンツが締めているケースが多いです。
そのため、検索結果の1ページだけで問題解決を図るのではなく、上位数記事には目を通して、検索結果を多角的に観ていくことが大切です。
そして、Googleで何かを調べた結果からの学びを抽象化して、その根本にある原理を学習します。そこまですることが、正しいGoogleの使い方と言えます。
Google検索術(Tips)
単語で調べる
検索する場合、文章で検索するのでなく、単語ごとにスペース(AND検索)を切って検索する方が検索条件に引っかかりやすく良い。
Example: Python クラス 定義
AND検索
キーワードをスペースで区切って入力することで、そのキーワードが含まれる情報を検索できます。もっとも一般的な検索方法です。
なお、最初に入力したキーワードほど優先的に扱われます。
キーワードを何個も追加することで、検索条件をより細かく指定することになります。
Example: Python クラス
OR検索
キーワードとキーワードの間にORを入力すると、どちらかのキーワードが含まれる情報を検索できます。
Example: Python OR パイソン
完全一致での検索
ダブルクォーテーションでキーワードを囲うと、そのキーワードが完全に一致している情報だけ検索されます。
似ている商品名や人物名が多数ある商品から特定のものを検索したい場合などに利用します。
Example: "Python"
指定キーワードの除外検索
キーワードの前にマイナスを入力することで、マイナスの後に続くキーワードを除外した情報を検索できます。
このキーワードが含まれている情報はいらないというッた際に利用します。
Search: 86 -トヨタ
ツールで検索の調整
Google検索の場合、右上にある「ツール」をクリックすれば、以下の項目を設定できます。
- すべての言語
- 期間指定なし
- すべての結果
これらの項目は調整することができ、より新しい情報を優先して検索したいなどを行えます。
検索に役立つGoogle拡張子
-
検索結果にそのページのプレビューを表示することができるようになります。検索時のサイト視認性を高めることができます。
まとめ
Googleの検索方法について、簡単ですがまとめました。
検索手法に関してはここで紹介した方法以外にも数多くの機能があります。参考にて、今回参考させていただいた記事を上げていますので、合わせて確認してみてください。